工藤建設本社近くのマンションをスーパーリニューアルしております。外観はタイル張りの建物ですので大きく手を加えることはございませんが、室内は全室内装、設備機器、配管、電線類を取り除き、コンクリート躯体だけ残し快適な居住空間へと生まれ変わらせます。築年数が古い建物の当時の内部コンクリートに施す断熱材の使用範囲は現在の基準に比べ狭く、外部の熱が伝わりやすくなっております。もちろん今回の工事では現在の規格に沿って外壁面から内部方向に広く、厚く断念材を吹き付けております。加えて窓サッシをカバー工法で新しくしガラスには遮熱型の2重ガラスといたしました。直射日光を遮るとともに外気を伝えにくくしております。特に最近の夏場の日差しや気温では遮熱ガラスは今後、利用されるガラスには標準とすることで住宅に求められるエネルギーコストの削減に役立つものと思われます。（余談ですが日本ではエアコンや冷蔵庫、テレビとといった家電の省エネ化は大変進みましたが、建物の熱を逃がさない、暑い、寒いの外気を寄せ付けない、逃がさないといった性能の向上にあまり力を入れて来なかったようです。）工事が続いておりますが完成後の入居者が以前の住まいに比べ省エネを実感できる建物であることと思います。