2022.04.16
耐震補強工事のメリットについて
平成24年3月7日の中央防災会議で防災対策推進検討会議首都直下地震対策検討ワーキンググループが設定されました。
その最終報告(平成25年12月)の中で
「建物等被害対策 ・ M7クラスの地震はどこにでも起こる可能性があることから構造物の耐震化を鋭意進める必要があり、これは本地震への対応にも繋がるものである。」として耐震補強を推奨しております。
耐震補強のメリット
・安全性の向上
・資産価値の向上
・場合によって固定資産税などの減額措置(国税庁)
・場合によっては補強工事の補助金が出る(金額は行政により基準有)
などが挙げられる。
耐震補強のデメリット
・多額の費用がかかること
・景観が悪くなる
・建物としての使用できる面積が減る可能性がある
耐震強度が高いと建物が倒壊しづらく、人が建物から逃げる時間を確保できるのです。
耐震補強が推進されてから約10年経ち、耐震補強は増えていますがまだ多くの建物が旧耐震のまま耐震補強が終わっていないのが現状です。
まずは、耐震診断を行うことから考えてみてはいかがでしょうか。